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東野圭吾『仮面山荘殺人事件』あらすじ・見どころ解説 ※ネタバレ無し

『仮面山荘殺人事件』は1995年に出版されたミステリー小説。2019年には舞台化されました。

「別荘に男女8人が集まる」という設定はミステリー小説にありがちなように思いますが、、、

この作品にはめちゃくちゃ騙されました

皆さんも是非気持ちよく騙されてみて下さい

この記事では
重要部分のネタバレは避けながら、『仮面山荘殺人事件』のあらすじ・見どころを解説していきます。

あらすじ

樫馬高之は不慮の事故で婚約者の森崎朋美を失う。しかし、彼と森崎家との関係は続いていた。ある日高之は朋美の父から「別荘に来ないか?」と誘われる。別荘には森崎家を中心とした8人の男女が集まった。そんな中、山荘に逃亡中の銀行強盗が侵入する。外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに1人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった……。

見どころ

朋美の不可解な死

主人公の樫馬高之の婚約者、朋美はハンドル操作を誤り崖から車で転落してしまい命を落としてしまいます。高之との結婚式を直前に控えていた時の出来事でした。

「不慮の事故だった」誰もがそう考えるでしょう。しかし、目撃者の情報によると「ハンドルを切る意思がなかったように見えた」とのことでした。

居眠り運転の可能性も示唆されますが過去に大きな交通事故を起こしたことがある朋美は運転に関してはとりたてて慎重になっていたようです。

また、崖から落ちる前に朋美は
一旦停車した様子がありました。そのため居眠りの線は考えにくい。

となると、、、なぜ朋美は崖から落ちたのか?

彼女には自殺をする理由もないはずです。

一人目の犠牲者

強盗犯が侵入してからついに一人目の犠牲者が出てしまいます。
しかし、強盗犯には犠牲者を殺めるメリットがありません。
また、状況から考えて強盗犯には
アリバイがあり犯行は不可能だということが分かってきました。

なら一体誰が殺したのか…… 
まさか強盗犯以外の人物がこの状況を利用して犯行に及んだのではないか……と疑心暗鬼の駆られていきます。

そして物語の終盤に殺人犯が露わになっていきます。

身内をも疑う心理描写に引き付けられました。

朋美のピルケース

朋美はピルケースをいつも携帯しそのピルケースの中には2錠の鎮痛剤が入っていました。

朋美の他殺については

何者かが”鎮痛剤と睡眠薬をすり替えられた”

と仮説を立てる者もいましたが、事故後の朋美のピルケースには2錠の鎮痛剤が入ったままでした。

つまり、事故の日に朋美はそもそも薬を飲んでいないのです。

しかし朋美はその時に生理が来ていました。生理が来ているのに何故薬を飲まなかったのか。

ピルケースの入っている2錠の鎮痛剤が謎を生みます。

まとめ

この小説には見事にしてやられました。笑

一回読んだ記憶を消して再び衝撃を味わいたいくらいです。

ついつい強盗犯といった過激な人物に目を奪われがちですが主役はそこじゃなかったりします。

結末は非常に悲しくやりきれませんが読んで損はないと言い切れる作品です。

今後も東野圭吾さんを中心に読み進めてレビューしていきます。

以上

東野圭吾「仮面山荘殺人事件」を読んだ感想・レビュー

でした。ではまた!

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テイケチ
◇25歳/男 ◇医療職/田舎で一人暮らし ◇小説紹介してます