読書

東野圭吾『夢幻花』あらすじ・見どころ解説 ※ネタバレ無し 黄色いアサガオの秘密とは

東野圭吾さんに
こんなに時間をかけ考えた作品は無いと言わしめたのが”夢幻花”という作品。

黄色いアサガオが織りなす人間ドラマ、過去から現在にわたる壮大な物語です。

果たして「黄色いアサガオ」の秘密とは…

この記事では
重要部分のネタバレは避けながら『夢幻花』のあらすじ・見どころを解説していきます。

登場人物

秋山周治:梨乃の祖父で花の手入れをしながら余生を送っている老人。何者かに殺害されてしまう。

秋山梨乃:秋山周治の孫娘。蒲生蒼太とともに事件を追う。

蒲生蒼太:蒲生家の次男。蒲生家の謎を解明するために秋山梨乃と行動を共にする。

蒲生要介:蒲生家の長男で警視庁の刑事。個人的な理由で「黄色いアサガオ」を調査する。

伊庭孝美:蒲生蒼太がアサガオ市で出会った少女。ある日、突然連絡が取れなくなってしまう。

あらすじ

花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。第一発見者の孫娘・梨乃は祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になりブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学生・蒼太と真相解明に乗り出す。一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく”東野圭吾ミステリの真骨頂”。第26回柴田錬三郎賞受賞作品。

東野圭吾 「夢幻花」より引用

見どころ

1962年9月5日の事件

1962年9月5日に東京目黒で日本刀を持った男が行人8人を殺傷する事件がありました。

ある一家もその事件の被害にあいます。その家族は真一、和子、女の子の赤ちゃんの3人家族でした。

真一、和子は刺殺されてしまいますが和子が必死で守った赤ちゃんはどうなってしまったのでしょうか…

アサガオ市で出会った少女

蒲生家では毎年七夕の時期になると周辺で開催されている「アサガオ市」を見に行くことが恒例行事となっていました。そこで蒲生蒼太はあるキッカケで伊庭孝美という女の子と出会います。

次第に蒼汰と伊庭孝美は親しくなりデートをするまでになりました。しかし、ある日突然、孝美と連絡が取れなくなってしまいます。

孝美に恋する蒼太少年を思うといたたまれませんがこの出来事には黄色いアサガオが深く関係していたのです。

秋山周治の死

梨乃が大学の帰りに自宅に訪問すると寝ているように秋山周治が死んでいました。

捜査は難航しこれといった成果が出ないまま経過します。

しかし梨乃は秋山周治の家から
”黄色い花の咲いた植木鉢が無くなっている”ことに気が付くのです。

生前の周治は「黄色い花」をブログにアップすることはだと警告していました。

そこで梨乃は残っていた「黄色い花」の写真をブログにアップし、情報を得ようとします。

蒲生要介の接触

梨乃が「黄色い花」をブログにアップししばらくすると蒲生要介という人物黄色い花について直接会って話がしたいと連絡が来ます。

また、黄色い花の写真を削除すること、ブログを封鎖することを提案されました。

黄色い花に対する危機感は祖父の周治と一致するものがあり、梨乃は黄色い花に何か秘密があるのではないかと考えるようになります。

そこで梨乃は実際に蒲生要介と会うことにしました。

要介曰く、問題の黄色い花はある研究機関の極秘に開発したものであるため祖父の周治が所持していること自体が問題とのこと。

それが黄色い花の写真を削除した方がいい理由だというのです。

また要介からはMM事件”という聞きなれない言葉も飛び出していきます。

黄色い花、MM事件、秋山周治。この3つの繋がりとは…

まとめ

「黄色いアサガオ」というだけでここまで物語のスケールを大きく展開できることに驚きます。

個人的にはプロローグ1(冒頭)が強烈過ぎて今後どう物語に関わってくるのか、伏線回収のされ方はどんなふうなのか気になって仕方ありませんでした。

過去、現在と大量の伏線も流れよく回収されスッと物語が頭に入っていきます。やっぱり全てが繋がる瞬間はたまりませんね。

悲しい出来事もありますが最後はポジティブに終結しています。

ABOUT ME
テイケチ
◇25歳/男 ◇医療職/田舎で一人暮らし ◇小説紹介してます